バーチャルの世界の住人達へ

政治経済からファッション、恋愛まで秋日子が独自の感性で世相を斬る!

スマホを手放す日はいつ?



スマホを手放す日はいつ?


この頃、ふと思う事がある。巷には自分にとって必要の無い情報が、これでもかと言うぐらい溢れ返っているのである。また、必要の無い人間からの電話も同じく、自分の生活にプラスになる事の方が少ないのである。


私はテレビを見なくなってから、20年以上が経つ。時々見るドラマは、かなり前のものをレンタルして暇つぶし程度に見ている。


人は群れの中で安心する生き物であり、人と人との関係が希薄な時代にネットの中では、一つの村社会が形成され組織化されて行く。


私は人と徒党を組む事を余り好まない人間であり、特に派閥の様なものは、嫌いな人間である。何故か息苦しくなって来るのである。


頻繁なLINEのやり取りや通話に意味があるのだろうか?孤独を癒すソーシャルメディアには、プラスよりもマイナスの面が大きい様に感じる。朝から晩までネットに依存して、誰かと繋がって居ないと何故か不安になる。


私は人との繋がりは最終的にblogだけにしている。私の理想は距離を取った付き合いであり、依存しない付き合いである。


ただ、人間は何かに依存しなければ、生きていけない生き物なのである。その依存が人以外のものにしたい。あくまでも理想である。


私は長らく多くの不動産を人様に貸させていただいているが、独居老人も多い。その人達は身寄りがあっても遺骨は引き取ってもらえない。現金や預金通帳だけ引き取る親族を何人も見て来た。


亡くなるまで毎日、日記をつけていた人もいる。癌でそれ程長く生きられない。死ぬ前に田舎の両親のお墓参りに行くとそれを楽しみに日記には記されていた。その日記は驚くほど凛としており、孤独な人と言うイメージは無い。


人間はお金持ちも、そうで無い人も社会的に地位のある人も誰からも知られずひっそり生活している人も、人間としてのトータルした価値は、大して変わらないと言うのが私の個人的な感覚なのである。


養母は晩年、色々な人を家に招き入れていた。寂しかったのだろう。もう少し優しくしてあげれば良かったと今は後悔している。



帰れない者たちへ

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