悪い奴ほどよく眠る！

かなり古い映画になるが、三船敏郎主演の映画で悪い奴ほどよく眠ると言う映画があった。世の中、悪い奴、嫌われている人間が長生きして、優しい人は、早く亡くなる様な気がしている。

同じ様に感じる人は多いと思うが、それは正しいと言う説と、間違っていると言う説がある。俗に言う悪い奴は、自分の利益優先で、関わった人間にストレスを発散して自分はスッキリする。

自分が1番可愛いので無理はせず、健康に人一倍気をつかう。その反対に優しい人は、人に配慮して神経を使いストレスに晒されて行く。人の為に偽善では無くて良い行いをする。

当然ストレスは、たくさんの病気を引き起こす。良い人は早死にすると言うもの。もう一つは悪い奴も良い人も寿命は関係無い、と言う説である。

悪い奴が亡くなるととうとう死んだか？その程度の反応で不謹慎だか悲しみもなく、恨んでいても、死んだ時点でスッキリしてしまう。その反面、良い人は、多くの人から惜しまれる。いつまでもその人の心に、良い思い出として残る。

悪い奴が長生きと感じるのは、我が物顔で悪い奴が生きているのを見ると、早く亡くなってしまった良い人が思い浮かんで、不条理に思うからなのかも知れない。

人間長く生きていれば、信じられない様な自己中人間と遭遇する。ただ、その様な人間と出逢った事は、自分が成長する為と考える様にした方が良い。

人間は人それぞれ価値観が違うし、その立場で誰と交流するか決めて行く。弱い立場の人間や利益優先の人間は時には人を裏切らないと生きていけないし、それに加えて、利益優先の人間は、手の平を返す。

人間は色々な人と出逢い学び、裏切り、裏切られて、精神的に強くなって行く。どす黒い世界が嫌になる純粋な人はいつの時代も生き難い。

でも、頑張って最後まで生き抜かなければ行けない。

敢為天下先（電視劇《武媚娘傳奇》插曲）